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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

No.164 紀元前から伝わる金細工技法と現代のデザインとの美しき融合。ドイツのジュエリー作家プラ・フェレイロ

BJI ブログ No.164

今回は、宝石の表面をグラニュールと呼ばれる貴金属の小さな球体を、はんだを使わず溶接して装飾する金細工の技法、グラニュレーション(granulation)について取り上げます。

その歴史は古く、メソポタミアのウルの王家の墓で発見された最古のグラニュールのジュエリー は紀元前2500 年にさかのぼります。中でも紀元前7世紀~紀元前3世紀栄えた古代エトルリアの装飾品は有名です。19世紀後半にローマの宝石商カステラーニがその復元を試みるも、最小0.18ミリの微細な球体を再現することは難しく、その技法が解明されたのは20世紀に入ってからになります。

その技法に魅せられたのが、現在ドイツ・ミュンヘンを拠点に活躍する金細工師で、美術史家のPura Ferreiro(プラ・フェレイロ)。

1990年以来、デザイナーと職人の視点からグラニュレーションを用いたジュエリーを製作、発表。その傍ら2014年から、ミュンヘン近郊にあるガラスとジュエリーの専門学校でこの技法について教鞭をとっています。

ミュンヘンを始め、ロンドンやニューヨークで開催される国際展示会にも積極的に参加しているプラ。2022年10月21日~2022年11月19日までミュンヘンにあるバイエルン美術工芸協会で個展を開いています。

彼女の作品は、K18ゴールドを素材に、大小2つ並んだサークルの中に小さな金の粒がびっしりと埋め込まれたリングや、センターにダイヤモンドやカラーストーンを伏せこみ、周囲に金の粒を何列も並べたイヤリングなど、古代エトルリアの伝統的なデザインを取り入れながら、モダンでコンテンポラリーなエスプリが感じられます。

グラニュエーションの作品のほかに、シルバーやシルバーにゴールドメッキをした「フルーツ」というコレクションにも注目。種子のさやや花のつぼみにインスパイアされたデザインは、最新の電気メッキ技術の使用により、ボリュームがありながら軽いのが特徴。

ホオズキ、ハス、クレソン、ポピーなどの植物のほかに、魚やこぶりのミルクピッチャーなどどれも可愛らしい作品ばかり。素材のゴールドやシルバーはつや消しになっているものが多く、しっとりと上品で落ち着いた色合いなのも魅力です。


TOP画像出典:www.puraferreiro.de

テレビでも紹介されたパープルゴールド。大学との協力によって開発された特殊なゴールドです。通常の金と同じく、変色することもなく、いつまでのきれいな紫色をキープします。ギフトにおすすめのハーフムーンピアス。揺れる感じが素敵です。
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