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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

NO.256 ”OXジュエリー”。時代を超越したデザインと「今」を感じるフォルムがマッチした新しいダイヤモンドジュエリーの形 

Text=Brand Jewelry

ニューヨークで立ち上がった新しいダイヤモンドジュエリーが、今注目されています。そのブランドの名前は、OX。クラシックでシンプルなのに、今までに見たことがないタコの吸盤のような形。そのピースが1つずつ、つながってジュエリーを構成しています。

たとえば、テニスブレスレット。通常、ダイヤモンドが1列に並んでいるものをイメージしますが、OXの場合上部はもちろんのこと内側、外側、下部にもダイヤモンドをセッティングし、それぞれのピースをつなげています。そのため、どの方向からもダイヤモンドが見られるようになっています。しかもつながったピースが、まるで蛇のようにしなやかに動くのも魅力です。

OXを創設したのは、ジェシカ・ブシアシヴィリとマイケル・ブシアシヴィリの姉弟。彼らはアンティークジュエリーショップを営む家庭で育ちました。特に祖母の宝石店で働いていた経験のある姉のジェシカは、祖母からアンティークや年代もののジュエリーについて学び、その魅力にすっかりはまってしまったとか。

このブランドは、そうしたジュエリーへの彼女の熱い思いがベースとなっています。クラシックなデザインでありますが、新しい感性も見られます。

ダイヤモンドをセッティングしている砂時計のような形をしたゴールドのパーツ、実はスケートボードのウォレットチェーンからヒントを得ているのです。

90年代ちょうどスケートボードが流行っていたころ、まだ10歳にも満たないジェシカは、クラスメイトのスケーターのウォレットチェーンに憧れていました。チェーンの吊り方がとてもスタイリッシュなものもあり、それが知らず知らずのうちに幼い彼女の頭にインプットされていたそう。

時は流れ、彼女がジュエリーデザインを始めたばかりのころ、ある日自転車に乗った人を見かけ、ふいに自転車のチェーンのように全体が動くテニスブレスレットがひらめきました。幼少期のウォレットチェーンと自転車のチェーンがそこでつながったというわけです。

その後何年にもわたるCADデザインとプロトタイプを経て、OXが誕生しました。

リンクごとに 4つのダイヤモンドがあるため、テニスブレスレット1点に14カラット(!)のダイヤモンドがセッティングされています。しかもダイヤモンドはE、またはFカラー、クラリティはVS 以上の石を使用しているというゴージャスさ。

アウアグラス(Ourglass)と呼ばれるこのシリーズは、現在ブレスレットのほかに、ネックレス、リング、イヤリングを展開しています。

TOP画像出展 : ox-ny.com

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オリジナルポーチ。春から初夏にかけて、花々が咲き誇る風景。そこに、ブルートパーズやガーネット、さらに緑色の宝石を羽に散りばめたバタフライ。どこかにジュエリーをアクセントにしているのがこのポーチのデザインの特徴。両面とも同じプリントです。内側は柔らかなポリエステル。コスメ、ハンカチ、アクセサリーなど身の回りのものがたっぷり入り、人に見せたくなるポーチです。日本製。
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