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ジュエリーと、ジュエリーにまつわるさまざまなエピソード

No.143 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」番外編、スペシャルコラボの漫画『七つ屋 志のぶの宝石匣』

BJI ブログ No.143

宝石の誕生から輝きの秘密、そして完成品のジュエリーまでさまざまな視点で紹介していく特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」、ご覧になりましたか?

宝石、ジュエリー好きにはもちろん、宝石に関する解説がとても平易でわかりやすく、ジュエリーに興味のない大人や子供でも楽しめるように工夫されています。2022年6月19日(日) まで東京・国立科学博物館で、その後名古屋市科学館に場所を移し、2022年9月19日(月)まで開催されています。

展示会の内容については、すでに当BJサイト2022年1月27日付でご紹介済みなので、このブログでは割愛。今回取り上げるのは、この特別展とコラボした人気漫画『七つ屋 志のぶの宝石匣』です。

作者は、『のだめカンタービレ』でおなじみの二ノ宮知子さんです。漫画自体は2014年からスタートし現在も月刊誌『Kiss』(講談社)で連載中。

主人公の志のぶは、宝石の「気」を感じることができる不思議な力の持ち主で、母の実家の家業である東京下町の質屋・倉田屋で宝石の鑑定を任され、持ち込まれた品が盗品であったり、曰くつきの場合は気が淀んで見えるという設定。

もう1人の主人公である北上顕定(あきさだ)は、名家の跡取りでありながら訳あって幼い頃に倉田家に預けられ、現在は店の裏手のアパートに一人暮らし。高級ジュエリー店で外商の仕事をしているイケメンです。

志のぶに彼氏はいないのですが、実は2年前に亡くなった祖父が勝手に決めた婚約者がいて、それが顕定。ただし2人とも恋愛関係というよりも、ビジネスパートナーといった立ち位置になっています。

質屋についての業界の話題、宝石を売りに質屋にやってくる人たちの人間模様などさまざまなエピソードが展開。コメディあり、サスペンスありですが、一つ一つのエピソードの結末はほのぼのとしたもので何だかほっと癒されます。

「宝石 地球がうみだすキセキ」の各展示コーナーで、「宝石」について主人公の2人が語る漫画のシーンが展示されているのも気になっていたのですが、展示会の後に覗いたミュージアムショップで、展覧会限定 『七つ屋 志のぶの宝石匣』ミニブックに思わず手が伸びました。「限定」という言葉の誘惑に負けてつい購入してしまったのですが、小冊子でありながら内容はなかなか興味深いものでした。

エメラルド、サファイア、ダイヤモンドなどおなじみの宝石はもちろん、ズルタナイト、アウイナイト、グランディディエライトなどなどあまりなじみがない希少宝石も紹介されています。宝石の硬度や鉱物名、化学式、屈折率、光沢なども記載されていて、新しい発見もありました。

コミックはすでに16巻となり、2022年8月12日には17巻目が発売され、まだまだ終わりのないロングストーリー。これから先どうなっていくのか気になるところ。

今後「のだめ」のようにドラマ化、映画化されて、宝石やジュエリーに興味を持つ人がもっと増えてくれるといいなあと思います。

Top画像出典:hoseki-ten.jp/goods.html

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